育児と介護に思うこと

育児は一番大変な所からスタートして、少しずつ手がかからなくなっていき、介護はだんだん大変になっていくものだと知りました。

子供の虐待での親の言い分「泣き止まない」「ミルクを飲まない」といったことが新聞やニュースで流れてます。

でも、みんなそうなんですよね。

最初はどうしていいか分からないで、イライラしてしまう。

ただ冷静に考えてみると赤ちゃんは最初、泣くことしかできないんですよね。

その辺が分かってきますと泣かれても、「なんじゃ、なんじゃ」と冷静に対応できるようになっていって、そのうち笑うようになると、それが本当に可愛らしくて、思い出しただけでもにやけてしまいます（笑）

介護は、まだ自力歩行が可能である頃は、散歩がてらという感じで、世間話をしながらのんびり通院することができます。

病院へ行って待合で順番を待っている時など、車椅子のご老人を見て「大変だな」と他人事ですんでいるんです。

ところが、自分の親も時と共に杖から手押し車になり、気がつくと車椅子のお世話になっていました。

志村けんさんが老人役のコントで「めしゃ～まだかい」というセリフがありましたが、実際に午後四時くらいで「晩ご飯はまだなのか」と言われて、「まだ四時だからもう少し待ってくれ」と言っても「じゃあ、いらないよ」と真剣に怒り出されると、あのコントは笑えなくなります。

「この先どうなるのか」と考えても段階ごとに対処していくしかないことで、冷静にケアマネさんの意見を参考に考えて、施設の申し込みをして空き待ちの状態で在宅とデイサービスで過ごしていくしかありませんでした。。。それが去年の今頃でしょうか

先日我が子が保育園の頃の話をしだしたときに、「あの頃まだおばあちゃん元気だったね」と何げなく言ったのですが、「あ～覚えてるんだな」とちょっと嬉しくなった父ちゃんです。