昭和の時代

前回ビールの事を書いていたら、小学校の頃のことを思い出しました

オヤジが左手が不自由でも、現役バリバリで働いていた頃のこと
夏場にオヤジが仕事から家に帰ってきて、美味そうにビールを飲むんです
昔はクーラーなんて、そんなモノはございませんでしたからね
あって扇風機です
あとは窓を全開です、それも網戸なんてありませんから葦簀をたらしたりしましてね
もちろん蚊が入ってきます
それに対抗して蚊取り線香をつけます
白い煙がつーっと上に立ち上り、やがて歪んで消えていきます

ある意味、風情のある時代でしたね

さて、ある日オヤジがビールを飲む姿を眺めていたら、「飲むか？」と言って一口飲ませてくれたんです
ビールってシュワシュワって泡だって、見た目は美味しそうですよね
ところが飲んでみたら、苦いの何のって、ビックリするほど不味いんですよ、子供にとっては（笑）
「こんな苦いのどこが美味いんだ？」
「苦いからいいんだよ、これが甘かったら飲めないぞ」と大人の言い分

畳の上に四角いお膳をだして、昭和の時代の家族団らんの光景をふと思い出してしまいました

でも、実は私もませたガキでしたからね
コップに氷をいれて、そこにコーラをウイスキーに見立ててチョビッと入れて飲むんです
「あ～」とか言いながら
チョビチョビ飲むから長持ちはするんですね、でも炭酸が抜けちゃって。。。バカですねぇ～（笑）

そうそう、それでまた思い出しました
何かの番組だかコマーシャルだかで、男の人がバーに入ってカウンターに腰掛け、マスターに向かって無言で親指を立てるんです
そうするとマスターがこれまた黙って頷き、心得たように酒をつくって客の前にだすんです

それがもぉ格好良くって
母親に頼んで「親指立てたら、お茶いれてね」ってお願いして（笑）
母親としたらムッとしたと思うんですよ、でもそこまで覚えてなくて、しばらく付き合ってお茶いれてくれてましたっけ。。。

コメント 5

1番海苔です。
いまだと本物のビールじゃなく「こどもびいる」ですね（苦笑）
もっとも甘いとは聞いたものの、買って飲んだことがないんですが。
ちなみに、我が家はお正月のお屠蘇を少しだけ毎年舐めさせてもらうことができました。
・・・それからウン十年、飲兵衛の出来上がりですorz
by しきみ (2007-09-06 16:56) 

ほんわかするエピソードですね。
by めぎ (2007-09-07 06:38) 

ビールもビールを美味しそうに飲む大人も、子どもにとっては魅力ある憧れの存在なんでしょうね。

父の日の絵に、ビールを描く子多いですよ。
｢これお父さんの好きなビールと枝豆。｣って。
by (2007-09-07 16:45) 

やさしいお母さんですねぇ　
私なんて　自分で入れなさい！って言っちゃうかも（≧▽≦）
by (2007-09-08 00:20) 

＞しきみ殿
ナイスかたじけない！
ありますえねぇ「こどもびいる」
気にはなっているのですが、近所に売ってないみたいなねすよね
販売機にあれば、即買って後悔すると思います（笑）

＞めぎ殿
ナイスかたじけない！
ありがとうございます

＞トントコプリン殿
ナイスかたじけない！
そうですかぁ、いつか描いてくれますかね（笑）

＞みほ殿
ナイスかたじけない！
怒ると恐ろしい母でしたが、根本は優しい人ですね。。。大事にせねばなぁ
by ちょんまげ侍金四郎 (2007-09-10 08:52)