記憶の不思議 [落語調(笑)]
え~実を申しますってぇと
恥ずかしながら私、白バイに捕まったことがございまして
遡ること齢4歳だったんですが
母親の叔父にあたる人がスーパーカブに乗っておりまして、それに乗っけてやるってんで喜んで荷台に座布団敷いて走ってたんでございます。
国道を風切っていたような記憶があるようなないような。
さてさて、少ししますってぇと後ろからけたたましいサイレンの音
叔父さん停車を命じられまして捕まっちゃたんですね
たしかに座布団敷いてバイクの後ろに乗るってのも奇妙だなぁと思ってはいたんですが、どちらかと言えば面白がっていたように記憶しております。
さてさて不思議なことにその後どうやって帰ってきたのか記憶がありません。
恐らく、警官が消えた後反転してバイクにまたがり反対車線をバイクに乗っかって帰って行ったんだと思います。
そこからまたまた不思議なのが、家に戻って叔父さんの憤りは憶えているんです。
「ふざけやがって、そしたら今度はあれだ、おんぶして乗せりゃ文句はねぇだろう!」
この言葉が耳に残っているんですね。
戦争帰りの人は警官なんて眼中なかったんでしょうね(笑)
叔父さんには本当にお世話になっていて、パチンコ屋にも連れて行っていただいたり、おかげ様で大人になってギャンブルは、やらなくなっていました(笑)
後年、叔父さんの通夜で酒を飲んでいたら、なんかこういろいろ思い出してしまって目頭が熱くなってトイレで酔いをさましてましたっけ・・・
いい思い出ではありますが、バイクが横転したりしなくてよかったですねぇ!
by momotaro (2022-05-17 05:58)
座布団布いて乗ってたのを警官にとがめられたので
おんぶして乗せりゃ~いいんだろう!””と怒ってたんですね。良い想い出です。
by お散歩爺 (2022-05-21 10:59)