老化と怒り
86歳の立てこもり犯、いろいろな怒りの鬱積で極端な行動にでてしまったのでしょうね。
そういえば、高齢男性がコロナでマスクしていない若者に注意して、逆に殴られて半身不随になった事件もありました。
黙って歩いている分には、近づかなければ感染リスクはない。そんなことも分からなくなってしまうのは悲しいことです。ただカッとなってしまったんでしょうね。
さてさて86歳の犯人、見た感じ認知症の域に入っているようにお見受けしました。また、拳銃を持っているということは若い頃にヤンチャしていたことも間違いないでしょう。であればよけいに、若い頃の癖でガツーンとやらないと気がすまなくなってしまったのでしょう。
ただ自分も心がけているのは、「歳を取ったら威張ってはダメ。」ということです。
それと「どんなに理不尽なことでも、暴力をふるった段階で法律は敵になる。」ということ。
ではどうするか、怒りをどうおさめるかなのですが、それはシンプルに「気にしない。」それにつきると思います。
交差点で一時停止もしないどころか、ペダル漕いで通過する自転車を見ていると当初カッとなりましたが、考え方を変えて「あ~いつかは事故るだろうな。痛い思いをしないと分からないのならしょうがない。」と考えるようになりました。
するとさして怒りも起こらなくなりました。。。「いわゆるアホはほっとけ。」です(笑)
さてさて、ちょっと調べましたところ、人間の「怒り」の感情は脳の「大脳辺縁系」で生じるそうで、そして怒りを抑制する機能は「前頭葉」だそうです。
しかしながら「前頭葉」は、加齢とともに機能が低下し、さらに加齢により前頭葉自体が収縮し、判断力や感情の抑制力が低下していくとのことです。
つまり、抑制する力が弱まり、怒りを抑えられないことが、「キレる」ということだそうです。
何かあったらまず「ちょっと待て!落ち着け!」と自分に言い聞かせることを心がけています。。。
犯人移送車の中でテレビに映った顔は正に遊び人。
家に火を付けてきたのは老後3食付の牢獄暮らしが
恋しくなったんでしょう。
by お散歩爺 (2023-11-05 12:39)