施設の選択
先日、買い物の道すがら、小さいデイケアの施設に停まっていたバスから、高齢者の方の手を引き施設へ移動している若い職員を見ました。
たしかに手はつないでいるのですが、移動の歩く速度が速いのです。
高齢者の方は小走りになっていました。
どう見ても危険極まりない行為でした。
介護は誰にでもできる仕事ではありません。
他に仕事がないとか、施設側の人手不足とか、安易にやっていいわけがないのです。
なぜなら、認知症というものは、もう普通ではない精神状態ですから、真剣に寄り添うという心がなければ、虐待に走ってしまう危険が常にあるのです。
ですので職員の方の精神的ケアも重要だと思います。
これは親の介護をしていた者の経験です。
当時ケアマネジャーさんは、少しでも家から離して身内の精神的負担を減らすようにしてくれました。
親の介護経験者からすると、これは本当に精神のリセットが出来て有難かったです。
今後、親の介護をされる方へのアドバイスとして「絶対に一人で抱え込んではだめ。」ということを強く申し上げたいです。
介護はする方もされる方も難しいですね。
私の母も完全介護で入院してましたが、
見舞いに行くと看護師が「今日は全部見て下さいね」
と言うんです。私が「完全介護料金を払ってます」
言ったら、看護師はこの病棟は2人しか看護師が
居ないので全員の面倒は見切れない」と言うんです。
病院に掛け合ってもらちがあかず。そんな経験しました。
by お散歩爺 (2023-12-10 08:49)